2019年 副業の最新トレンドは?

(写真=Roman Samborskyi/Shutterstock.com)

副業にもトレンドがあります。インターネット黎明期から数年経った2005年頃オークションサイトが誕生し、転売などの副業が流行しました。現在、IoTの発展やライフスタイルの変化に伴い、副業の形も変わりつつあります。本稿では、2019年に流行することが予想される副業について解説します。

副業にもトレンドがある

現在政府が推進している「働き方改革」は、高齢者や育児中の人、障害者などもそれぞれの事情に応じて働ける社会にすることを目的の一つとしています。また、短い時間であっても働けるような労働環境の整備を促進することや、副業・兼業を促進することも目的としています。

副業・兼業にはトレンドがあります。インターネット黎明期である2000年代は、オークションサイトが始まったことで、商品を安く仕入れて高く販売する手法の転売が流行しました。

その後、個人がブログで簡単に情報発信できる時代になり、ブログで広告収入などを得たり、情報商材を制作して販売する人も出てきました。

この時代は、未開拓だったインターネットという分野で一攫千金を夢見る人も多くいました。証券会社がインターネットを活用するようになり、個人が株やFXの取引で億万長者になることも珍しくなくなり、FXではハイレバレッジなトレードがもてはやされていました。

このように、副業にも時代や環境の変化に伴ったトレンドがあるのです。

新時代の副業とは

副業にもいろいろなものがあります。昔ながらの内職のようなものであれば、大学教授や知名度の高い人が執筆して原稿料を得たり、テレビに出演して出演料を得ることも副業の一種です。一般の人であれば、得意分野を活かして、たとえば手芸やイラストなどを販売するのも副業と言えます。このようなものは、今後もなくなることはないでしょう。

一方で、副業という概念が変わりつつあるのも事実です。

アメリカのアル・ゴア副大統領のスピーチライターで作家のダニエル・ピンク氏は、著書「ハイ・コンセプト」の中で、21世紀は①もっと安くできるもの、②コンピュータができるもの、③自分が提供できて社会に需要があるものを挙げ、①と②がイエスで、③がノーなものはやがて消えていくと述べています。

この考え方の背景には、インターネットを通じて世界中の人々とアクセスできるようになったことがあります。たとえば、手芸やイラストでも多くの人々の共感を呼ぶオリジナリティがあり、かつ世界中の人々が閲覧・購入できる環境を整えれば、大きな成果を得ることができる副業となる可能性もあるのです。

では、このような流れの中にある現在の副業のトレンドとは、どんなものでしょうか。

副業の最新トレンドは?

2019年の副業の最新トレンドとして、以下のようなものが挙げられます。

・シェアビジネスによる時間と空間の活用

シェアビジネスは、インターネット上のマッチングプラットフォームなどを活用して「ヒト・モノ・スキル」などをお互いに融通し合う仕組みです。たとえば、子育て中で1日に数時間しか働けない人でも、空いている時間を活用することで自宅にいながら社会に貢献することができます。また、1台の自動車を複数人で共有するカーシェアリングや、保有している不動産の空き部屋を貸し出す民泊などもシェアビジネスの一種と言えます。

・クラウドによる知識の活用

AI・IoT・RPAなど、私たちは今やビジネスでもプライベートでも日々最新技術に触れています。しかしIT時代とはいえ、このようなハイテクについていけない人も少なくありません。このような知識やスキルを持った人をコンサルタントとして迎え、業務や生活の改善に役立てたいと考える人も増えつつあります。これらは時間で働くのではなく、ノウハウや知識を与えることで成果を得ることができ、副業としても十分成り立ちます。

・代行業

ある程度自由な時間が作れるのであれば、代行ビジネスも副業になり得るでしょう。世の中には忙しい人がたくさんいて、さまざまなニーズがあります。ベビーシッターをはじめ、家事・掃除の代行、なかにはお墓参りの代行などもあります。空いている時間がある人は、副業としてこのような代行業をやってみるのもいいでしょう。

時代のニーズを汲んだ副業を

2019年6月、みずほフィナンシャルグループは社員の副業・兼業を容認する方針を発表しました。時代は、1つの業務にのみ全力投球するのではなく、複数のビジネスを自分で運営するかたちへと変わりつつあります。先行きが不透明な中で収入アップを目指すのであれば、副業を検討してみる価値はあるでしょう。

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