ゴルフはレジャースポーツとして終わったのか?

このタイトルに対する回答は、「古いゴルフは淘汰されつつあるが新しいゴルフの流れが生まれている」となるでしょう。縮小が著しいゴルフマーケットですが一方でゴルフファッションやゴルフショップ、ゴルフ場などで新たなトレンドが誕生しています。そこで今回はゴルフに関するトレンドの動向について解説します。

凄まじい逆境のゴルフ市場 プレー人口は半分以下、会員権価格は24分の1に

ゴルフ
(画像=bbernard/shutterstock.com)

最近は、若い世代を中心にゴルフ離れが進んでいるといわれます。その逆境をいくつかのデータをもとに確認してみましょう。日本生産性本部の「レジャー白書」によるとゴルフコース参加人口は1992年から2017年の25年間で1,480万人から半分以下の670万人まで減少。このゴルフ市場の縮小に伴ってゴルフ場運営も厳しさを増しています。

2018年5月30日付の産経新聞の記事では、ゴルフ場の倒産件数がリーマン・ショック時を超えるペースであることを報じています。ゴルフ会員価格も低下し続け、関東ゴルフ会員取引業協同組合のまとめによると関東の主要150コースのゴルフ会員権価格(平均)はピーク時の24分の1まで安くなっているとのことです。このような逆風が吹き荒れる中、ゴルフの新たなトレンドも生まれています。

ゴルフウェアのトレンド:ゴルフウェアと街着の境界が薄まる

「親父臭い」といわれてきたゴルフファッションがおしゃれなイメージに大きく変わりつつあります。その流れは、かつてウェアがおしゃれに刷新され若者や女子のファンが急増したランニングや登山を彷彿(ほうふつ)させるでしょう。このおしゃれなゴルフファッションをリードするのが人気セレクトショップ「ビームス」の仕掛ける「ビームス ゴルフ」です。

コンセプトは、ファッション性と機能性を兼ね備えたオリジナルブランド。そのまま街着として着られるような雰囲気が特徴的です。ブランドカテゴリは以下の2種類があります。

・アメカジやアウトドアのテイストを取り入れた「オレンジレーベル」
・クラッシックなスタイルにモダンなテイストを加えた「パープルレーベル」

他のアウトドアブランドやカジュアルブランドとのコラボにも積極的です。(一例:ラコステ、マーモット、ワイルドシングスなど)

ゴルフショップのトレンド:セレクトショップ化が進む

ファッションブランドに加えてゴルフショップも変化しています。他ショップで手に入らないブランドをそろえた「セレクトショップ化」が進んでいるのです。その代表が銀座・青山・恵比寿など東京都心の一等地で展開する「ダブルイーグル」。店舗ごとに雰囲気は違いますが例えば銀座店はラグジュアリーなライフスタイルにこだわる人向きの世界観を醸しだしています。

「ロサーセン」「アルチビオ」といった感度の高いブランドアイテムを取りそろえると共にカスタムメイドのクラブも提案。また関西エリアでは日本未上陸のゴルフブランドを紹介するゴルフウェア専門セレクトショップ「クラブハウス ゴルフ サプライ」が話題です。上質感を追求したブランドからストリートカルチャーとゴルフを融合したブランドまで幅広くカバーします。

ゴルフ場のトレンド:グランピングと融合するクラブハウスも登場

マーケット変化に対応するため、ゴルフ場そのものも変化しつつあります。例えば「KOSHIGAYA GOLF CLUB」(埼玉県吉川市)では「アウトドア・スポーツ・パーク」をテーマにグランピング体験ができるスペースやジャングルをイメージしたおしゃれなカフェをクラブハウスに併設。グランピングとは、ラグジュアリーな雰囲気で楽しむキャンプのことです。これまでのゴルフ場の概念にとらわれない空間づくりを展開しています。

市場が逆境だからこそ大きな変革期を迎えている国内のゴルフマーケット。長期的に見ると市場はシュリンクし続けていますが2017年、2018年の2年間に限るとゴルフ用品市場は2年連続で前年比プラスです。(矢野経済研究所調べ)今後、このプラス成長が継続して本格的な転換期を迎えるのか注目してみましょう。

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