メルセデス・ベンツ VS BMW  買って後悔しないEV・PHVはどちら?

(画像=PaulLP / Shutterstock.com)

世界中の自動車メーカーが、電気自動車(EV)開発を本格化させています。EVとともに注目されているのが、電気モーターとガソリンエンジンを切り替えられるプラグインハイブリッド自動車(PHV)。最近は、高級車勢もEV・PHVの分野に力を入れています。その代表が、メルセデス・ベンツのEQシリーズとBMWのiシリーズ。これらを比較してみましょう。

ベンツ:800~1,600万円台に4種 BMW:500万円台と2,000万円台のみ

はじめに、EV・PHVを投入している価格帯を比較してみましょう。これについては、2社のスタンスは大きく異なります。メルセデス・ベンツが中価格帯から高価格帯までバランス良く投入しているのに対し、BMWでは低価格帯と高価格帯だけで、メリハリをつけています。

メルセデス・ベンツは、新ブランドの「EQ」シリーズから全4モデルのPHVをリリースしています。セダン、ステーションワゴン、SUVなど様々なタイプを投入していることが大きな特徴です。

具体的な価格を見ると、最安値の「E 350 e AVANTGARDE Sports」の本体価格が837万円。最上位の「S 560 e long」が1,697万円。この間に、2種の 「GLC 350 e 4MATIC」(どちらも価格は900万台)があります。

一方BMWは「i」シリーズから完全EVのコンパクトカー「i3」と、PHVのクーペとロードスター「i8」の3車種をリリース。i3はかなり前に市場投入されましたが、新モデルは航続距離が伸びて実用的な性能になっています。価格帯はEVコンパクトカーの「i3」が本体価格543万円、PHVの「i8クーペ」が2,096万円、「i8ロードスター」 が2,234万円です。

ベンツ:従来のデザインを踏襲 BMW:先進的なフォルムに挑戦

EV・PHVのデザインにおいても、両者の思想は対極的です。BMWは、先進的なフォルムに果敢にチャレンジ。一方でメルセデス・ベンツはどちらかというと保守的な印象です。

メルセデス・ベンツは、従来のガソリン車のフォルムを踏襲しています。もちろん、詳しい人が見れば細部は違うのでしょうが、ぱっと見ただけではガソリン車とPHVの区別がつかない人も多いはずです。そういう意味では、これまでのベンツの雰囲気を愛してきたオーナーも、違和感なくPHVへシフトできると思われます。

BMWは、挑戦的なデザインです。特にEVのコンパクトカー「i3」のデザインは先進的。ショートノーズの独特なデザインは、スタイリッシュにも、可愛くも見えます。

PHVの「i8」も、スポーツカーとラグジュアリーカーをミックスしたような、従来の車とは一線を画すデザインに仕上がっています。

ベンツ:5つの走行モード BMW:充電時間の短さ

性能については、低価格帯と高価格帯のみのBMW、中価格帯重視のメルセデス・ベンツとそもそもの条件が異なるため、単純に比較することができません。ここでは、参考までにBMWとメルセデス・ベンツの大きな特徴を紹介しましょう。

メルセデス・ベンツのPHVで強調しているのは、ドライバーが自由に選択できる5つの走行モード。例えば、近距離のショッピングなどに向く「HYBRID×Comfortモード」では、ガソリン消費ゼロで走行することができます。「Sport+モード」では、エンジンの高回転にモーターアシストが加わることでダイナミックな走りを実現しています。

BMWがEV・PHVで強調しているのは、充電時間の短さです。i8クーペの充電に必要な時間は約4時間。正規ディーラーで購入できる「BMW i ウォールボックス・プラス」を使えば、自宅でも手軽に充電できます。また、全国14,700ヵ所以上の充電ステーションでも充電できます(2018年1月現在)。3気筒ガソリンエンジンと電気モーターの相乗効果で、低排出ガスとスポーツカーの性能を実現。 出力は170kW(362ps)で、システム最高となっています。

EV・PHVは新しい分野だけに、性能・価格を慎重に比較した上で購入するべきでしょう。また、これまでのガソリン車とは異なるステージで開発競争が繰り広げられるため、今後自動車メーカーのシェアは大きく変わる可能性もあります。

マーケット動向にアンテナを張りつつ、情報収集と試乗を綿密に行った上で購入することをお勧めします。

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