不動産投資を学ぶ方法|不動産投資役立つ5つの資格を解説

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不動産投資を検討している人の中には「不動産投資について勉強したいけど、どこで不動産投資を学んでいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?リスクの高い不動産投資を始める前には不動産経営者や投資についての一通りの知識が必要です。不動産投資を学ぶためには、不動産に関連した資格を取得するのが最も確実な方法です。

また、不動産投資の専門資格を取得しておくことで、不動産投資資金の融資審査で有利になることもあります。不動産投資を学ぶためのおすすめの資格を紹介していきます。

不動産投資の3つの種類

不動産投資と一口に言いますが、不動産投資は投資対象の物件によって主に次の3種類に分かれます。

  • 一棟物件投資
  • 区分物件投資
  • 戸建て投資

どの物件に投資するのかによって、必要な知識は異なります。まずは、不動産投資の3つの種類について、詳しく解説していきます。

一棟物件投資

一棟物件投資は、不動産投資の中で最もハイリスク・ハイリターンだと言われています。一棟丸々投資するので、投資が成功した時には、多額の家賃収入を期待することができます。その一方、マンションの一棟買いには多額の資金が必要になるので、投資が失敗した時の損失は非常に大きくなってしまいます。

また、一棟物件の投資は修繕費用の積み立てなどを緻密かつ計画的に行わなければならないので、不動産投資や不動産管理についての知識をしっかりと持っている人でないと、成功させるのは難しいと言えるでしょう。

区分物件投資

区分物件投資とは、マンションやアパートをひと部屋ごとに所有して貸し付ける投資手法です。一棟物件と比較して、投資金額が小さいのでリスクが低い投資です。

また、複数の区分物件を保有することによってリスクを分散することができるのもメリットだと言えます。例えば、災害などによって建物が被害を受けたとしても、区分物件投資であれば一等物件投資ほどに大きな損害を受ける心配はありません。そのため、不動産投資の初心者はまず区分物件投資を検討するのが無難です。

ただし、一棟物件と比較して収入は少なく、ひと部屋しか所有していない場合には家賃収入がゼロになってしまう可能性もあります。

戸建て投資

戸建て投資は、一軒家を丸々ファミリーなどに貸し付けるため、家賃を高めに設定できるというメリットがあります。ただし、マンションのような需要がないので一度空室になってしまうとすぐに次の入居者が決まるとは限りません。そのため、戸建て投資は物件の場所や間取りなどが非常に重要です。

不動産投資についての知識をしっかりと持っていない人が戸建て投資を行っても、借主がなかなか見つからないリスクがあります。

不動産投資におすすめの資格5選

不動産投資を学ぶためには、不動産投資に関連した資格を取得するのが最も確実です。不動産投資を学ぶのに適している資格は次の5つです。

  • FP
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 不動産実務検定
  • 宅地建物取引士
  • マンション管理士

これらの資格を有していると、不動産投資の融資審査にも有利になることがあります。不動産投資におすすめの5つの資格の概要と、どのようなことを学ぶことができるのか、それぞれ詳しく解説していきます。

FP (ファイナンシャルプランナー)

FPは経済状況・ライフスタイルなどを勘案して、顧客1人1人に最適なライフプランを作成したりアドバイスする資格です。FPの資格を取得するには、金銭の管理・資産運用・税制などについての知識を深く習得する必要があります。
FPはレベルの応じて、3級2級などのランクがあります。
まずは3級資格取得の勉強から始め、知識を深く習得していきたい場合には難易度を上げていくのがよいでしょう。

FPの資格取得に必要な知識は不動産投資の投資効率を検討する際や、管理費や修繕費の積み立て時などにも活用できるので、資格を取得しておけば不動産投資の資金管理などに役に立ちます。

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士とは、主に賃貸アパートやマンションなど賃貸住宅の管理に必要な知識や技能を持った人の専門資格です。管理だけでなく、入居者募集やクレーム対応などの知識も習得することができるので、不動産経営に必要な知識を幅広く学ぶことができます。

不動産投資をするのであれば、投資した不動産の管理などを行っていく必要がありますが、一般の投資家には管理のノウハウがありません。賃貸不動産経営管理士の資格を取得することによって、不動産管理に必要な資格を習得することができるので、管理会社に任せっきりにする必要はありません。資格取得によって得た知識を生かし不動産を自ら管理、管理費用を節約することも可能です。

不動産実務検定

不動産実務検定とは、まさに不動産投資を行う大家のための検定です。以前は「大家検定」とも言われていました。不動産実務検定は次の2つを目的としています。

  • 大家に賃貸住宅の経営に必要な知識を高める
  • 入居者に暮らしの良い住環境を提供する

不動産実務検定には2級と1級があり、それぞれ次のような知識を習得します。

<不動産実務検定1級と2級の比較>

2級 ・日常的な賃貸経営で直面する課題に対処できる
・空き家対策・契約手続き・家賃滞納・敷金精算
1級 ・賃貸経営の長期的な経営分析ができる
・将来的に直面するであろう不動産経営の問題を予見し対処できるようになる

不動産投資家として必要な知識を習得することができ、大家としてもレベルアップを図れるため、不動産投資をするのであれば、ぜひ検定を受験しておきましょう。

宅地建物取引士

宅建士(宅地建物取引士)の資格を取得すると、宅建士にしかできない3つの独占業務ができるようになります。

  • 契約締結前に行う重要事項の説明
  • 重要事項説明書面(35条書面)への記名押印
  • 契約内容を記した書面(37条書面)への記名押印

宅建士を取得することによって、自分で不動産の売買や賃貸借の契約手続きをすることができるようになります。契約の際に不動産会社に仲介してもらう必要がないので費用を節約できます。また、資格を取得するには、民法等の権利関係に関する法律や税制についても理解しなければならないので、不動産投資に必要な様々な知識を身につけられます。

国家資格ですのでやや難易度は高いですが、資格取得後は不動産事業者として銀行から事業資金融資を受けやすくなります。不動産投資をより幅広く行いたい人は、資格取得を目指してみましょう。

マンション管理士

マンション管理士とは、マンション管理に関する専門知識を持ち、マンションの維持・管理に関する助言や指導を行う専門資格です。マンション管理士の資格を取得するには、次のような知識を身につける必要があります。

  • 建物の区分所有等に関する法律
  • 被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法
  • マンションの管理の適正化の推進に関する法律
  • 民法
  • 不動産登記法
  • 管理組合の運営や組織
  • 苦情対応
  • マンションの構造
  • 修繕計画
  • 大規模修繕

マンションの管理のために必要な法律や知識を包括的に身につけることができるので、一棟マンションなどを所有し、マンション全体の管理の必要がある投資家は資格取得を検討しましょう。

資格取得が投資の知識習得の早道に

不動産投資には建物管理や賃貸のノウハウ金融の知識など様々な知識が必要です。投資の勉強は、本やセミナーなどで得ることもできますが、最も確実な方法は資格を取得することです。

ここで紹介した資格を取得することで不動産投資に必要な知識を得ることができます。最初は区分マンションなどのハードルの低い投資をしながら資格取得の勉強も行い、将来的な大規模な不動産投資を目指してみるのがよいでしょう。

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