不動産投資で区分マンションを活用するメリットとは?

(写真=Nestor Bandrivskyy/Shutterstock.com)

不動産投資といっても、投資対象にはさまざまなタイプがあります。商業施設用物件なのか住宅用物件なのか、木造なのかRC造なのか、1棟買いなのか区分所有なのかなどあまりに多様であるため、ある程度対象を絞って検討するべきでしょう。

不動産投資の物件タイプの一つが、区分マンションへの投資です。区分マンションは初心者向けと言われますが、そのメリットはどういったところにあるのでしょうか。今回は、区分マンションのメリットを3つに分けてご説明します。

初心者向け?少額で購入可能

区分マンションとは、分譲されたマンションの1室を指しています。1棟買いよりも少ない資金で不動産投資を始められるため、いきなり大きなリスクを取りたくない初心者にとって金銭的にも精神的にもハードルが低めです。

購入金額が少ないということは、金融機関から融資を受けやすいということでもあります。近年は低金利が続いていることもあり、場合によっては自己資金がゼロでも不動産投資を始められるのです。したがって、貯金の少ない20代や30代の若い人でも手を出しやすいといえます。

また、マンションの1室を購入するため土地が少なく、減価償却を大きめにとれることから節税メリットがあるのも魅力です。減価償却による経費への計上は節税のために欠かせないのですが、適用対象は劣化する建物部分だけであり土地は対象外となります。区分マンションの場合は購入価格に占める土地の割合が少ないため、減価償却費が大きくなるのです。

マンション1室の運用であるため、大きな収益は上がりにくい点には注意する必要があります。しかし低いリスクで始められるので、会社勤めをする人が副業として安定的な副収入を得たいときにおすすめできる投資方法です。1件目の運営に慣れてきて不動産投資の要領が分かったら、区分マンションの数を増やして収入アップを狙うのもよいでしょう。

物件の立地・グレードが高い

人気エリアに大手のデベロッパーが建設した物件が区分マンションとして流通していることも多いため、立地や共用部のクオリティの良いものが多いのもメリットといえるでしょう。不動産投資というと、資産価値の減少がリスクの一つとして挙げられます。購入したときには便利で価値の高い物件であっても、時間の経過につれて建物の経年劣化や地域の変化などの要因によって資産価値が下がっていくのが一般的です。

後から売却してキャピタルゲインを手に入れようにも、むしろ売却損が膨らんでいくことすらあります。しかしながら、たとえば東京の人気エリアであれば中古マンションでも資産価値の下落は起こりにくいと考えられます。2018年7月に発表された資料によると、築後10年を経た首都圏の中古マンションのリセールバリューは都心部の多くが100%を超えており、資産価値は下がっていないことが分かっているのです。

さらに、都心の人気地区では資産価値の上昇傾向すら見られます。JR山手線圏内や湾岸エリア、城南地区から川崎・横浜にかけてのエリアなどでは、新築分譲時より高い価格で中古流通しています。もちろん、インフレ時には物価と連動する形で不動産価格も上昇します。以上を踏まえると、人気エリアでグレードの高い物件を区分マンションとして手に入れられれば、資産価値の下落リスクを抑えることにもつながるわけです。

不動産投資のリスク「低い流動性」をクリア

区分マンションの流動性は、1棟買いのマンションやアパートよりも高い傾向にあります。不動産投資のリスクとして流動性の低さが挙げられますが、区分マンションであればそのリスクをある程度抑えることも可能です。

区分マンションは比較的低いコストで手に入るため、市場でも多く出回っており買い手のニーズも高い状態にあります。1棟買いに比べて売却が容易であり、万が一空室が続いた場合でも損切りがしやすいでしょう。特に人気エリアのハイグレードマンションには、前述の通り中古になっても新築時より資産価値が上昇するほどの高いニーズがあります。早期の現金化も決して不可能ではありません。

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