出世する社員は自ら変化を作り出す チェンジリーダーのスキルとは

(画像=baranq/ Shutterstock.com)”

担当組織の目標(売上・利益など)を何が何でも果たすこと、そのために部下を監督指導すること、これが管理職に課された最優先のミッションであり、昔も今もそしてこれからも変わらないでしょう。
しかし、こうした管理能力だけでは、これからの出世競争では生き残るのが難しそうです。
今回は、これからのビジネスパーソン必携、チェンジリーダーとしてのスキルを紹介します。

マネジメント重視が長く続いた日本企業

一般的に、管理職にはマネジメントとリーダーシップ両面での能力が求められます。マネジメント能力とは、「複雑な環境に対応し既存のシステム(組織職掌・ルール・予算・人材)を運用する能力」です。
マネジメント能力は、担当組織に与えられた機能・役割に応え、業績を達成するためにはマストの能力です。

基本的には、活動計画や予算策定(スケジュール編成や資源配分)、組織と人材(組織の構築・人材配置・権限と責任・運営指針)、コントロール(進捗モニタリングとギャップクロージング)といった能力が求められます。

なぜチェンジリーダーが求められるのか

技術開発競争も比較的緩く、企業が長年慣れたドメイン(事業領域)の中で国内同業他社としのぎを削っている、しかも市場規模もそこそこ伸びている、そんな状況ならマネジメント能力は存分に力を発揮します。

しかし、企業を取り巻くは大きく変わりました。IT・バイオといったテクノロジーだけではなく、商品・サービスのイノベーションもスピードを格段に増しました。ボーダーレスも進み、国境・業界といった「壁」でドメインを守れる時代ではなくなっています。

企業は、みずから新しいビジネスモデル・商品・サービスを顧客に提案して市場を切り開くと同時に、今までの市場追随型の社内構造を抜本的に変革しなければ生き残れません。そしてこうした変革をリードするには、マネジメントに長けた従来タイプの管理職では役不足、チェンジリーダーが求められるのです。

チェンジリーダーの資質と行動

資質

一般的にリーダーシップは、ビジョン(高い視野に基づくビジョンを描く・実現のための戦略を示す)、ベクトル(他者の共鳴を呼ぶ・相互信頼・言行一致)、動機付け(勇気づけ・承認欲求)といった能力が求められます。

リーダーといえば「自分についてこい」タイプを想像しがちですが、リーダーシップスタイルはさまざまです。企業変革で求められるのは「野球型」ではなく「サッカー型」リーダーシップで、部下が自律的に考え自ら動く、リーダーは常に気付きを与える存在です。

行動

チェンジリーダーは企業において組織横断的な変革のリードが求められています。ビジネスモデルのイノベーションにしろ社内コスト構造の改革しろ、組織横断的な取り組みが求められますが、従来型のマネジメントは、こうしたアクションが苦手です。

チェンジリーダーはこうしたシーンにおいて、ビジョンを高く掲げ、多くのキーパーソンにチェンジマインドを醸成し、変革をゴールに導くのです

まとめ

進化論の提唱者であるイギリスの生物学者チャールズ・ロバート・ダーウィンは、こんなセリフを残しています。

「最も強いから、あるいは最も賢いからと言って生き延びるわけではない。生き残るのは変化に対応できる者だけだ」

競争環境やマーケットが猛スピードで変化する現代においても、出世するビジネスパーソンには自ら変化を作り出せるチェンジリーダーとしての資質が必須なのです。

そして今はやりのAIはマネジメントが得意です。AIが進化すれば、マネジメント能力だけの管理職は淘汰されてゆくでしょう。

ところでリーダーとしての能力は、何もカリスマだけのものではありません。普通のビジネスパーソンでも日頃の積み重ね(意思疎通やオープンマインドを心掛ける、周囲にもっと関心を持ち)やコミュニケーションスキルを身に着けることで向上できると言われています。

みなさんも、さっそく試してみませんか。ダーウィンはこうも語っています。
「1時間を無駄に過ごすような人間は、まだ人生の貴重さを発見していない」

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