話題のロボアドバイザーは使えるのか?AI投資の世界とは

(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

投資家の間で話題になっている「ロボアドバイザー」というサービスをご存じでしょうか。AI(人工知能)が分析した結果に基づいて自動的に投資行動を行い、投資家に分析結果をアドバイスするサービスのことです。

AIは冷静な情報分析に長けており、さらに学習でき常に稼働し続けることによってより高い精度の情報分析が可能になることから、すでに投資の世界ではAIが広く活用されています。

その中で個人投資家が手軽に利用できるAI投資サービスがロボアドバイザーです。今回はロボアドバイザーの基本やメリット、デメリットなどについて解説します。

いよいよAIが投資の世界にも進出中

情報を分析しさらに学習することで精度を高めることができるAIは、すでにさまざまな分野に進出しています。投資の世界でもAIの進出は目覚ましく「人間よりも冷静かつ正確な投資判断ができるのでは?」という期待感もあって、それを商品化したロボアドバイザーが投資家からの人気を集めています。

「ロボットが投資アドバイスをする」というイメージを想起させるロボアドバイザーですが、この場合のロボットとはAIを搭載した情報分析・投資判断システムのことを指します。

AI投資商品の代表格ロボアドバイザーの概要

ロボアドバイザーには大きく分けて、2つの種類があります。どこまでロボットに投資を委任するかによって分類されます。

アドバイス型

ロボアドバイザーというネーミングの通り、投資家に向けて分析結果をアドバイスするサービスです。あくまでも投資行動を起こすのは投資家本人であり、AIはアドバイスに徹するという関係です。

投資一任型

AIが行った投資判断に基づいて自動的に売買注文を出し、投資行動を取るタイプのロボアドバイザーです。寝ている時間帯であっても24時間いつでも投資行動を取るため、こちらのほうが「AIに投資をさせている」という意味合いに近いかもしれません。

ロボアドバイザーのメリットとデメリット

ロボアドバイザーを利用するメリットとデメリットを整理してみました。

メリット

・投資判断をAIが行うため投資家は勉強不要で初心者でも本格的な投資が可能
・投資に関わることができる時間が少ない人であっても不利にならない
・ロボアドバイザーの投資対象は主に投資信託でありリスク分散効果がある
・一部サービスには税金の節約や大損を食い止める機能がある
・感情を排した冷静な投資判断ができる

デメリット

・ロボアドバイザーだからといってプラス収支が保証されているわけではない
・AI任せになるため知識や経験を身につけることができない
・投機的な投資をするわけではないため短期的な利益を目指すには不向き

デメリットの3つ目については、一部で「AI=短期売買による大儲け」というイメージがあるように見受けられますが、同じAI系投資ツールであってもそれはロボアドバイザーではなく、FXの自動売買ソフトなどのことを指していると思われます。

主要なロボアドバイザー3選

すでにサービスが提供されている主要なロボアドバイザーを3つ紹介します。

・ウェルスナビ
投資一任型に分類されるロボアドバイザーなので、投資アドバイスだけでなく自動売買機能を利用できます。最低投資額10万円から始めることができる手軽さと、初心者でも簡単な操作で本格的な自動売買が利用できるのが特徴です。

https://www.wealthnavi.com/

・THEO
こちらも自動売買まで利用できる投資一任型ロボアドバイザーです。最低投資額が1万円なのでさらにハードルが低いことと、運用対象としている金融商品が海外のETFを中心としていることからコストが安いという特徴があります。

https://theo.blue/

・投信工房
ネット証券大手である松井証券が提供しているロボアドバイザーです。アドバイス型に分類されるため、投資家が売買注文を出す際にAIによるアドバイスを参考にして取引します。積立投資を100円から始めることができ、取扱投資信託はすべて購入時の手数料は実質0円です。

https://www.matsui.co.jp/toushin-koubou/

ロボアドバイザーは今後も人気が高まっていくと思われるため、この他にもさまざまなサービスが登場しています。今後も目覚ましい進化を続け、近い将来には「投資はAIがやるもの」というイメージが当たり前のことになっているかもしれません。

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