老後に備える!資産運用の比較と利回りを考える

(画像=fotogestoeber/Shutterstock.com)

金融庁による老後資金の不足が話題になっています。金融審議会市場ワーキンググループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」によると老後に備えるには1,300万~2,000万円が必要です。一方で政府は貯蓄から投資への切り替えを推奨しています。預金だけの資産運用ではもはや生活がままならなくなった現代、どのような資産運用をすることで将来に備えることができるでしょうか。本稿では不動産投資を含め、さまざまな投資の特徴について説明します。

預金だけの資産運用では一生かかっても増えない

現在、銀行の普通預金の利率は0.001%(2019年7月時点)のところがほとんどです。1億円を預けて1年後にもらえる利息は1,000円(税引前)ということですから、利息としての効果はあまりありません。人生100年時代に差し掛かり、老後の生活費には公的年金に加えて1,300万~2,000万円の用意が必要といわれている現代、老後に備えて自分でお金を用意しておくことが必須となりつつあります。

低金利時代において銀行の預金金利は運用としてはあてになりません。そのため日々の労働はもちろんのこと、資産運用を通じてお金を増やすことが求められるようになっています。

資産運用にはどのようなものがあるか

資産運用と一言でいってもその種類は多岐にわたります。いわゆる投資の中で多くの人がすぐに思いつくものといえば株式投資でしょう。投資には株式のほか、先物取引、国債、FX(外貨証拠金取引)、不動産投資、投資信託などさまざまなものがあります。資産運用はお金を増やすことが目的です。ではこの中で短期的に利益が出やすいものは何かといわれれば、株式投資かFXが挙げられます。

ただし、そのような考えで投資をはじめることは決しておすすめできません。

リターンが大きければリスクも大きくなる

資産運用では収益のぶれ幅のことを「リスク」と呼びます。収益のぶれ幅が大きければ儲かる可能性も大きくなりますが、当然損する可能性も大きいです。銀行への預貯金であればほとんど利息はつきませんが、金融機関の破綻などを除くと損失を被ることはありません。一方、株式やFXはすぐに儲かる可能性がありますが、すぐに大きな損失を被るおそれもあるということです。

リスクと利回りで金融商品を比較してみる

では、それぞれの金融商品のリスクはどうでしょうか。リスクにもカントリー・リスクや価格変動リスクなど、さまざまな種類があります。本稿では一般論として主だった金融商品を紹介します。リスクの低い商品の代表格はタンス預金や銀行の預貯金です。これらの利回りは「ないに等しいもの」ですが、額面が減るリスクはまず生じないため、預けておく分には問題はありません。

多少のリスクはあるものの安定感の高い金融商品としては地方債や国債などの各種債券が挙げられます。満期まで保有することで元本に加えて利息が入ってくるため、安定した債券であれば堅実な資産運用が可能です。

一方、比較的リスクが高い金融商品といわれている金融商品の代表としては株式投資が挙げられます。
株価が安いときに購入し、値上がりをしたところで売却したり配当を得たりします。ただし株価は景気変動や市場動向、経営によって大きく左右されるため、価値変動リスクが高いものといえるでしょう。またFXもリスクの高い商品です。FXは少ない元本で高いレバレッジがかけられるうえ、為替のぶれ幅は大きいものです。

このため短時間で利益を得られる可能性もあるかわりに損失を出すおそれも否めません。

ミドルリスク・ミドルリターンの商品は?

上述のように大きく儲けられる可能性のある金融商品は、その分大きく損失を出しがちです。では投資先としてミドルリスク・ミドルリターンに該当するものはあるのでしょうか。ミドルリスク・ミドルリターンの投資としてよくいわれるものに不動産投資が挙げられます。不動産投資はほかの投資と同様、不動産価格の値上がりを待つかたちで短期的な売買をもくろんだり、利回りの高い商品を選んだりするほどリスクが高まります。

一方で不動産投資は20年・30年と時間をかけてコツコツと保有していくと、リスクを下げながら最終的には安定的なリターンを生み出します。

老後の備えは不動産投資を活用しよう

不動産投資は長期的に保有するほどリスクを下げられます。これは、本業の収入が増えたり、ローンの返済回数を増やすことにより、安定的に返済してくことも可能になるからです。
このように、不動産投資は上手に活用することで安定的なパフォーマンスを生み出すことが可能です。老後の備えを考える際は不動産投資の活用を考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

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