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老後の生活費 【節約コース】は6,000万、【悠々自適コース】で1億円  貯金と年金だけでつくれる?

(写真=PIXTA)

新年度を迎え、新たに社会人の仲間入りを果たしたり、子供が進学などで人生の門出を迎えたりして、生活環境が変わった人も多いでしょう。

目先の変化への対応を迫られがちですが、先行きの人生を見据えることも重要です。世界的にみても長寿国である日本では、老後の生活も念頭に置きながら資産形成していくことが求められます。老後までまだ先といって何も手を付けないでいるより、準備は早いに越したことはありません。その心構えをするための気になるデータをみていきましょう。

賃貸派はさらなる老後の予備資金が必要

老後資金といっても、何歳まで生きることができるかによって必要となるお金の総額は変わってきます。厚生労働省の生命表(2015年)によると、65歳男性の平均余命は19.46歳、女性は24.31歳となっています。

老後に夫婦2人で生活する場合、生命保険文化センターの試算では、最低の日常生活費が月22万円、ゆとりのあるためには月34万9,000円が必要となっています。男性の平均余命20年に合わせて老後の生活費をはじくと、定年後の60歳から最低の生活を送るのに6,600万円、ゆとりある生活には1億470万円が必要となります。

持ち家でローンの支払いを終えていれば、リフォームや修繕費などだけを別途想定しておけば問題ありませんが、賃貸の場合は家賃も年間の生活費に計上しなければなりません。仮に定年後から25年間、月10万円の家賃を支払うとすると3,000万円が必要になります。従って賃貸の場合は、最低の生活を送るのに9,600万円、ゆとりある生活には1億3,470万円がかかる計算になります。

何千万、億を超える金額を目にして、途方に暮れてしまうかもしれませんが、年金を生活費に充当することができます。

厚生労働省の試算モデルでは、40年間厚生年金に加入し、収入が現役世代の平均と同じくらいの水準で、専業主婦だった妻がいる世帯では、夫婦合わせて月約22万円の年金が支給されることになります。年金受給開始年齢を65歳とすると、85歳までに5,280万円を年金として受け取ることができます。

先ほどみた生活費とのギャップは、持ち家の場合、最低の生活で1,320万円、ゆとりある生活5,190万円です。賃貸の場合はそれぞれ4,320万円と8,190万円が必要となります。

注)計算方法 生活費60~85歳まで25年分 
       年金65~85歳まで20年分(5,280万円)

若いうちに始めたい積み立てと投資

年金支給額と想定される生活費とのギャップを埋めるには、自ら資産を形成することが求められます。

年代別でみると、持ち家のケースでは、30歳で貯蓄を開始すると、最低の生活に必要な1,320万円を貯めるには60歳まで毎月約3万6,000円、ゆとりある生活の万円には毎月約14万4,000円を積み立てなければなりません。40歳から開始すると、それぞれ月5万5,000円、21万6,200円、50歳からは月11万円と43万2,500円となります。

賃貸の場合は、年金とのギャップは最低の生活に必要な金額だと4,320万円と、ゆとりある生活のための金額だと8,190万円となります。30歳から貯めると、それぞれ月12万、22万7,500円、40歳からはそれぞれ月18万、34万1,200円、50歳からはそれぞれ月36万円、月68万2,500円が必要となります。

このデータから明らかなように、早く積み立てを開始すればするほど、毎月の負担額は少なくなります。ボーナスや退職金を充当するのも一手ですが、特に40~50代は子供の教育費がかかる時期にもあたるため、貯蓄に回す余裕がなくなる傾向があるので、やはり早めの対策が賢明でしょう。

この試算は預貯金を念頭にしましたが、日銀のマイナス金利導入により、利息が利息を呼ぶ複利効果はほとんど望めない状態です。一方、預金以外の投資で資産を運用し、年に数%の利益が上がれば、老後資金にも余裕が出てきます。

例えば、さきほどの30歳から貯蓄をはじめ1,320万円を貯めるケースで、年2%の利回りが確保できると30年後の貯蓄額は1,771万円となり、預貯金だけの運用との差は500万円近くに上ります。給与やボーナス、退職金で想定される老後資金のねん出が困難な場合は、運用によって資産形成を図ることも一助となりそうです。

その選択肢の一つとなるのが不動産投資です。マンションやアパートを投資する資金がない場合、REITとよばれる不動産の投資信託を活用することもできます。毎月の給与から10万、20万を積み立てるのは、倹約世帯でも至難の業でしょう。時すでにおそしとならないためにも、早めの老後資金の計画をたて、不動産をはじめとする投資をうまく活用して、悠々自適な老後を迎えましょう。

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目次

 

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2. お金の運用手段とメリット/デメリット
(FX、株、投資信託、不動産投資)
3. 不動産投資の基礎知識
4. 不動産投資 成功のポイント
5. 20代不動産投資家の体験談



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